きっかけ

モモは平成16年3月で3歳になります。 モモは初めてのヒートから毎回偽妊娠をします。それも回を増すごとに、症状がひどくなりました。子供と思い込んでいるおもちゃを咥えて部屋中を歩き回り、安心な場所を探し求め自分のベッドへ潜り込む。一晩中ベッドの中で穴を掘り、巣づくりができたと思うとおもちゃを抱えて寝ています。食事もとらず偽妊娠中は約2週間で体重は必ず1kgは落ちます。この間は私達の側にも寄らず一心不乱に子育てをしているという言葉がぴったりです。犬の偽妊娠について知らなかった私は、その行動を心配し、フィラリアの薬をもらいに行った病院の先生に話したところ、先生はモモのおっぱいを摘んでお乳が出るのを確認し、偽妊娠だということ説明してくれました。発情の度に毎回、偽妊娠(妊娠していなくても妊娠した時と同様の変化が起きる)するようであれば、牝犬特有の病気である「子宮蓄膿症や乳腺炎」などの病気になりやすいので、予防のためにも不妊手術をしたほうが良いとアドバイスされました。その頃、私たちは子供を残すことも避妊手術をすることも考えていませんでした。手術をすることのメリットもデメリットもある。モモは犬らしく生きてもらいたいと思っていました。ところが前回、今まで以上に重い偽妊娠で、モモも辛そうだし、見ている私たちもつらく、毎回続くようだと間違いなく特有の病気になる。不妊手術も早い方が良いと考えるようになりました。そしてこれだけ一生懸命子育てするのであれば、実際に子育てさせてあげたいと思いました(モモはどう思っているか分かりませんが)。 |
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